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観戦記が見つかりました。

1999.3.20@美浦トレーニングセンター

訪問に際して、二ノ宮厩舎の佐々木幸二調教助手に大変お世話になりました。この場を借りて深くお礼申し上げます。

部下とエルとこーじさん

新たなる挑戦の日は近く

来月にはもう海の彼方へ。不謹慎ですがホクトベガの例もあるので出発前に訪問の機会があったことはほんとに幸運。いざ、美浦トレーニングセンター。存在は誰もが知るところ、調教風景などもマスメディアで紹介はされているがその実態は???

おそらく栗東もそうかとは思いますが、トレセンはそれ自体がひとつの街のようです。広大な敷地の中に調教コースをはじめ厩舎、関係者の住居、馬の診療所や検疫所、騎手の調整ルームなど様々な設備が整っています。テニスコートやプール(人間用!)なんてものまで。面白いのは学校。トレセン内ではありませんが、もよりの小学校などは4クラス中3クラスはトレセン関係者の子供たち!となりのスーパーではいたるところでグリーンチャンネルが放送されてました。

さっそく二ノ宮厩舎へ。木村牧場のときと同じく、馬房に名前はありません(-_-)。でも今度はちゃんとわかりました。扉を開けた瞬間に「なんだなんだ?」という感じで近づいてきて、あとはほぼ前回同様。噛んできます、噛んできます。ちょっと離れるとまた前ガキです。「お前ぜんぜん変わってないじゃん」。前回の放牧よりも長かったせいで(マイルカップ~毎日王冠は約4ヶ月、8月下旬には函館入り.今回JC~海外緒戦は約6ヶ月)、心配していた馬体重も20kgくらいは太ったみたいで一安心。余談ですが、ふつう馬は放尿のときに脚を開くらしいのにエルは直立不動。この日もそうでした。実は変わり者なのかな…。がんばるんだぜぇ。次は海の向こうであおうぜい。

このあとちょこっとトレセン全体を案内させていただきました。藤澤厩舎も見た目は他とまったく変わらないんですが中は金かけてるようです。なんだかなあ。美浦の坂路はゼロから盛り土をして作ったと聞いてはいたんですが、確かにまるで高速道路の土手のよう。なんだかなあ。騎手の宿舎にはベンツがいっぱい。なんだかなあ。あ、ちゃんと馬頭観音もありました。

さあ、人馬ともに海外へ。こーじさんと根来厩務員、そしてハッピーウッドマン。みんな無事に帰ってきてね。