About Elcondorpasa
観戦記が見つかりました。
1999年7月4日、おフランス。
サンクルー競馬場───
14時。探検開始。エルはどこじゃー?
いた!いたいたいたいたいたいた、いた!いた!いた!いた!イタ━━━(゚∀゚)━━━!!
レース前に体を洗ってもらってます。隣はドリームウェルかな?続いてこーじさんに連れられ、入念に体をほぐしてます。これらの写真ではわかりづらいのですが、あばらがうっすら浮かんで凄みを感じる馬体でした。
追記 [2006-12-21]
このあたりの様子はプーサン14号46ページに詳しく書かれていますのであわせて読むとよいかもしれません。
遭遇
柵越しに渡邊オーナーを発見、すかさず声を掛けてみる。「渡邊オーナーでしょうか?」うなずくオーナーに「がんばってください!」と贈ると左手をあげてくれました。さらにオーナーと二度目の接近。
「どこから来たの?」
「大阪です」
「東京です」
「このためにわざわざ?」
「ええ(チャーーーーンス!)」
「実は!お願いがあるんです!これを見ていただけないでしょうかあぁぁぁぁ!」
・・・“あなたのおしりにもう夢中!”の横断幕が、ついにオーナーの目に。
「ダメもとで持ってきました!」
「許可されてないの?」
「ええ・・・でもさっきここで広げてエルをバックに写真撮りましたから!」
オーナー苦笑。レース前からすでに入れ込みまくる部下。
エルが装鞍所に向かう。われわれも戻ろう。ここで食事に向かうこーじさんに遭遇。
「約束通り来ました!」がっちりと握手。すぐ後ろからなんと二ノ宮師が!
「二ノ宮先生ですか?」軽くうなずく師。「がんばってください!」そればっか。師も苦笑。
馬券購入中、なんだか良く分からない現地の人が声をかけてきた。何しに来た?といってるようだ。エルコンドルの応援に決まってるじゃねーか。サガミクスのファンとでも思ったのか?事前に購入した40枚の単勝馬券を見せると握手を求めてきた。どうやらこの人もエルから馬券を買ってるのか。
「ドゥユーノウトニー・クラウト(エルが滞在してる厩舎)?」知らんでかい。
「ヒーイズマイフレンド」ほんまかいなー?ならばこちらも。
「ドゥユーノウコージササキ?」
「イエス」ほんとかよ!
「ヒーイスマイフレンド」ほんとかよ!!!
「オー、イッツグレイト!」何がだよ!
エルはどのくらい強いのかとか聞くのでラストイヤーホースオブジャパンとか適当にあしらいました。トニー・クラウトが知り合いでなんでそんなこと聞くねん。
この後パドックでどこかのプレスの方と話す機会がありました。
- 土曜の直前追いがそりゃ素晴らしかった。直線に入ると持ったままで、自らハミをとっていい気合のりだった、と。
- 今回は調教も順調に消化し、馬体も素晴らしい出来。これで勝てないなら凱旋門賞はあきらめたほうがいいだろう。
- サンクルー競馬場は丘の上にあり、しかも下が岩盤層で水はけが良く、欧州でも特に堅くて時計の速いコースらしい。
- 他の日本人プレスとかはすでに1000フラン単位でエルの単勝を買ってるとか。
- ほんとは装鞍所に入れるんだけど、今日は日本人が多いので規制されてるとか。
- 場内は人が少ないから、日本人が大量購入したらすぐにオッズなんかかわっちゃうとか。(*)
脚注
- フランスの馬券
- PMUなどの場外売りと競馬場の場内は票を別々にカウントしているので、オッズも異なる。