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雑記:2007年1月

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[2007-01-31] ヴァーミリアン、川崎記念を6馬身差で圧勝

大一番当日の最初のネタがこんなのでいいのだろうか。

第56回川崎記念(G1)

メンツ的に川崎記念(G2)じゃないのか?と揶揄され兼ねない状況ではありましたが、ヴァーミリアンにとってはほんとにG2感覚だったのかもしれません。また1頭だけ場違いな競馬で大楽勝してしまいました。詳細は近日中にコラムにアップします。

1着ヴァーミリアン(C.ルメール騎手)

「馬のコンディションは良いと聞いていたので、この馬の良さを十分発揮出来ればと思っていた。アジュディミツオーは手強いと思っていたので、アジュディミツオーをマークしていこうと決めていた。4コーナーでも手応え十分。いつでも交わせると思っていた。今日は完勝です」

1着ヴァーミリアン(石坂正調教師)

「強力な逃げ馬アジュディミツオーがいたので、その馬には注意するように伝えた。出負けした時にはビックリしたが、すぐに良いポジションに付けてくれたし、手応えも良かったからね・・。心配はしていなかった。今日は落ち着き過ぎるくらい落ち着いていたし、今までで最高の状態で連れて来ることが出来ました。この後は厩舎で調整し、招待されれば、ドバイへ連れて行きたいと思っています」

ちなみに国内限定ですけど、エルコンドルパサー産駒はG1出走機会3連勝です、すごいですね、泣けますね。今の勢いを見ていると顕彰馬の選考目安のひとつである「種牡馬としてG1ホースを5頭」というハードルを3世代だけで越えるのも夢じゃないと思いませんか。

[2007-01-30] 

明日の川崎の出走馬はエールスタンス、と。最終11R猛虎特別なので、メイン終わってもすぐ帰っちゃだめですYO

第56回川崎記念 前日オッズ:単勝人気順
人気馬番馬名単勝複勝
17ヴァーミリアン1.81.5- 2.0
25アジュディミツオー2.31.5- 2.1
312シャーベットトーン11.41.8- 2.4
44ビービートルネード14.22.4- 3.3
510ボンネビルレコード17.51.5- 2.0
63チョウサンタイガー32.32.5- 3.5
72レマーズガール43.92.7- 3.8
814パーソナルラッシュ469.4- 14.0
913ドンクール47.33.5- 5.0
101オウシュウクラウン93.76.2- 9.1
116テンショウボス136.526.0- 40.0
128ジルハー176.922.0- 33.0
139ゲットゥザサミット183.735.0- 53.0
1411ゴールデンイースト227.499.0- 99.0

東京新聞杯3着のイースターは、大方の予想通り阪急杯へ向かうようです。瀬戸口センセ最後の重賞が終わったら少しは休ませてもらえるのかな。ポートアイランドステークスから毎月休みなしですけど、使いながら体重増えてるのは悪くないと思います。

ステイヤーの訃報を聞くと切なくなる

アンバーシャダイが放牧中に右前脚を骨折し安楽死処分に。享年30歳、ノーザンテースト産駒で唯一父系を伸ばすことに成功した偉大なステイヤーに合掌。気づけば現2歳がメジロブライトのラストクロップで、血統登録されているのは10頭。

訃報は続く。昨年のプリークネスステークスでスタート直後に右後脚を粉砕骨折し必死の闘病生活を送っていたバルバロも、左後脚の蹄葉炎のため安楽死処分に。合掌。

"We just reached a point where it was going to be difficult for him to go on without pain," co-owner Roy Jackson said. "It was the right decision, it was the right thing to do. We said all along if there was a situation where it would become more difficult for him then it would be time."

"I would say thank you for everything, and all your thoughts and prayers over the last eight months or so," Jackson said to Barbaro's fans.

[2007-01-29] 

日曜メインを勝ったんだから各誌大きく取り上げてくれるはずだー。サンスポの更新は毎朝5時、さっそく見てみましょう。

【根岸S】グラス鮮やかV!村田騎手&中尾秀師も重賞初勝利

伏兵ではなく、ダート7勝目の猛者。ビッググラスが力強く、フェブラリーSに向かって突き抜けた(撮影・金子貞夫) 残り300メートル-。トウショウギアの逃げ脚が鈍ると、内からシーキンザベストがスパートし、外からリミットレスビッドが追い込んできた。その間から超新星が飛び出した。右ムチに応えて弾き出されるような瞬発力で抜け出してきたのは、11番人気ビッググラス。断然の脚勢で2着シーキングに1馬身1/4差と、完璧な重賞初制覇だった。

「初騎乗だったので馬任せ。直線に向いてからの反応が良く、前の馬はかわせる感じ。抜け出してからもフワッとするぐらい余裕があった」と村田一誠騎手が振り返る。

97年デビュー、11年目でJRA重賞初勝利。「以前から坪野谷和平オーナーの馬、中尾秀厩舎の馬に乗せてもらっていたので、この馬で勝てて嬉しい」と感謝の心を忘れない。競馬学校同期には武幸四郎、勝浦正樹、秋山真一郎、武士沢友治らがおり、村田もこれで重賞ウイナーの仲間入りだ。

03年開業の中尾秀正調教師も嬉しい重賞初制覇だ。「追い出してグイグイ伸びるし、残り300メートルぐらいから声が出ました。時計のかかるパサパサの馬場も味方したけど揉まれて強くなってきたから。このメンバーで勝てたことは大きい。フェブラリーSはボクも村田君もチャレンジャーとして頑張りたい!」。父はイブキマイカグラ、オースミコスモ、ビッグテースト(障害)、現役ではオースミダイドウらを手がけてきた中尾正調教師。おじの中尾謙太郎、中尾銑治も元調教師というサラブレッドも、これからが飛躍の時だ。

本番ではマイルになるが、1800メートルの実績もあるから問題なし。「ヒトが気負うと馬も気負っちゃう。まだ伸びそうな感じだし、きょうの内容なら楽しみになる」。普段はクールでダンディーな村田も頬を緩めて嬉しそうだ。平安Sのメイショウトウコン、そして今回と新興勢力が台頭してきたダート界。世代交代の今、ビッググラスの頂点獲りも不可能な夢ではない。

その混戦を断ち切るのがアロンダイト、ヴァーミリアン、そしてビッググラスと3世代にダートの看板馬を擁するエルっ仔ですYO

それぞれ適性距離が微妙に異なるのがよいですね。1000~1400mのビッグジェム、1400~1800mのビッググラス、(恐らくは)1600m~2100mのアロンダイト、2000~2500mのヴァーミリアン。サウスポーのビッググラスとアロンダイト、オーソドックスのヴァーミリアン。小回り得意のヴァーミリアン、直線命のアロンダイト、年末特化のビッグジェム、中京大好きブラックコンドル、リストラの星ルースリンドとハセノコンドル、両刀使いのアップドラフト、すばやい動きをするラピッドオレンジ。エイシンラージヒル、ワキノエクセル、バンブーワールド、ウイングビート、カリオンツリー、ゼンノコーラル、スズノマグマらも虎視眈々、史上最強のダート軍団を築けるかもしれません。

以下、各誌記事。ここんとこ毎週ギャロップとブック買わないといけないので嬉しいです。

リーディング

土日で7000万追加により先週15位から10位へランクアップ。アーニングインデックスも2.51に跳ね上がりました。もう3歳はいないというのに素晴らしいことです。

近況その他

「すばやい動きをするオレンジ」ことラピッドオレンジは、昨年3月開業した東大出身のトレーナー、小笠倫弘厩舎へ転厩することになりました。その理由が「本馬の出走機会を増やすことを考慮」というのがなんとも意味深であります。お兄さんのブラックコンドルは障害入りも検討されていましたが、同じく障害練習中のチャッティーギャルの近況によると「現在の障害未勝利戦は2回除外が当たり前の状況」らしく、それで平地にも登録(今週の羅生門ステークス&金蹄ステークス)しているのかもしれませんね。ちなみにチャッティーギャルの帰厩は2月中旬とのこと。

出られるかどうかは別にして、シルクロードステークスのアイルラヴァゲインのハンデは56kgになりました。トップハンデはプリサイスマシーンの58.5、以下アンバージャック、サカラート、タマモホットプレイ、マルカキセキが57kgで続きます。

川崎記念はそろそろ別ページで。

調子に乗るぶか

計算したら去年の10月以降の収支が400%を越えてる。軍資金が5000円以下というときが多いのでアタマを外したときの被害を最小限度にするため連に見切りをつけ単複、それも同額購入を心がけてからは週単位で負けることがほとんどなくなりました。控除率も有利ですし、たまにきのうみたいなこともあります、エルっ仔馬券術ついに開眼かな(うち5万はモチなのだけど)。

なんて思っていたらおあつらえ向きの記事がありました。

「夢の3連単」がもたらしたもの:村上正洋

全ジャンルの競技で3連単の購買比率がトップということはそれだけファンの心をつかんでいる証拠。しかし、売り上げ面を考えるとこの流れがいいとは言えない。2連単、2連複は低配当でも的中率は高い。車券(馬券)が当たればファンは次のレースにも資金を投入できる。一方、3連単で数十万円規模の配当を手にしたらどうだろう。記者ならそのまま帰途に就く(小さい人間ですみません)。いや、記者ならずとも、そんなファンは多いのではなかろうか。必然的に資金の還流が少なくなり、売り上げ低下につながる。

競輪の3連単は01年の前橋競輪場でスタートした。先行導入した場には未導入の競輪場を嫌った近隣のファンも殺到した。その効果を目の当たりにした施行者は続々と3連単導入を進めた。その中で売り上げも少なく、3連単導入が遅れたある競輪場関係者が「長い目で見れば、3連単は売り上げ増のためにプラスとはならない」と言っていた顔が目に浮かぶ。現在の流れを見ると、この担当氏の危惧(きぐ)していた通りになっている。1人あたり車券購入額も3連単導入前に比べると約60%にまで落ち込んでいる。もちろん場外発売の増加や景気動向にも売り上げは左右されるが、なかなか当たらない3連単の影響は小さくないはず。

馬券の基本は複勝1点買いと思います。馬連なら3点。単複を当てられないような人間が連勝を狙おうとするとどうしても買い目は増えてしまい、それでは的中したときの旨みが目減りしてしまいます(10点買いで100倍を取るのと、1点で10倍を取るのは同じですYO)。ましてや3連単ともなれば。年間収支を狙っていくなら単複中心とし連勝式で大勝負しないことです。が、馬券を当てる喜びをどこに見出すかは人それぞれで、やっぱり万馬券を当てたい、高額配当ゲットを自慢したい、という人だっているわけです。そんな人にとってみれば万馬券になりやすい馬単や3連単は魅力でしょうね(もはやエルっ仔しか興味ないオレなんて放っておいても単複に帰着したわけですな)。

で、この記事ですけど、興味深いのは「「長い目で見れば、3連単は売り上げ増のためにプラスとはならない」」という競輪関係者のひとことです。他の国はともかく、日本の競馬は馬券の売上げで成り立っています。それこそ女房を質に入れてでもその日の軍資金を作ろうとするような鉄火場のオヤジが競馬に限らず各地の公営ギャンブルを支えてきたわけで、その後継者をどう育てていくか、ということをおろそかにした結果が今の右肩下がりの現状ではないですかね。もちろんそれだけが原因ではなく、娯楽の多様化による消費の細分化も背景に存在するでしょう、むしろそっちが本質のような気がします。今のJRAの戦略は「小額でもよいからとにかく大勢の人に買ってもらおう」というように見えます。それはそれで正しいのかもしれません。右肩下がりといっても、社会情勢の変化も含めた適正な売上げ水準というのは、こと中央に限れば実はもっと少ないのかもしれませんし、鉄火場オヤジの育成?というものが、そもそも時代にそぐわないのかもしれませんし。

準オープンで除外馬出まくってる件

もう少し詳しく説明すると、格付けの仕組みが変わり条件戦を勝ったら必ず昇級するようになったことでもともと実施数がそれほど多くなかった準オープンクラスの馬が大量に誕生し、それが除外ラッシュにつながっているわけですけれども、この状況を救済するため急遽新設された今週の羅生門ステークス(ビッグジェム登録中)も50頭を超える登録があり、ちっとも救済になっていない件についてです。

除外ラッシュはダート馬が特に深刻で、芝に登録してくる馬まで出る始末。ビッググラスの前走然り、今週のサカラートのシルクロードステークス然り。抜本的な路線整備には格付けの仕組みそのものの再度見直しを含めもう少し時間がかかると思いますけど、準オープンクラスの地方の交流競走を増やせば多少は緩和されるんじゃないでしょうか。あとはかつて存在した準オープンやオープンの平場の復活というのも悪くないと思うんですが、いかがでしょうか。

交流重賞は万年補欠でフェブラリーは楽に出走できそうなドンクールがクールです。

参考:2006年度条件別レース数
芝:1660、ダート:1660、全体:3320
年齢条件レース数
2歳新馬182
2歳未勝利258
2歳500万34
2歳オープン32
3歳新馬68
3歳未勝利894
3歳500万166
3歳1000万2
3歳オープン52
古馬500万909
古馬1000万480
古馬1600万104
古馬オープン139

ちなみに、1/22現在の4歳上の収得賞金1600万円以下の現役馬は3670頭、うち準オープン馬は438頭です。単純計算すると来年はこの倍になるのかな(3歳+古馬1000万勝ち-引退)。

[2007-01-28] ビッググラス、根岸ステークスを制す

朝イチでサンスポのサイトチェックしたらパラダイスバードが取り上げられてたけど、きのうの鮫島の騎乗見た後じゃ怖くて突っ込めません。とりあえず今から仮眠して10Rの虎には間に合うようにします。

間に合いませんでした。2時に起きて、慌てて電車飛び乗ったけどカメラ忘れたのに気づいて、泣く泣く戻って渋谷WINSで馬券買いました。30分後に本当に後悔することになるわけですが。

中尾師・追い切りを終えて

最後まで脚色が衰えなかったし、しまいの動きも抜群だった。メンバーは強力になるけど、出来の良さを活かして掲示板を目指して欲しい。

師、弱気。各誌無印、圧倒的な無印。エイト無印、馬三郎△1個、ブック△1個、ギャロップ△1個、オレ▲。

回顧

さて根岸ステークスです。ビッググラスの持ち味はしぶとい先行力と思っていた人は多いのではないでしょうか。もちろんオレもそのひとりで、前に行って粘りこみ3着があればいいかな、仮に勝つにしても辛勝くらいの気持ちだったのですけど。五分のスタートから道中中団待機策。このまま直線ダラダラ流れ込んで入着かなと思いきや、狭いところをグングン伸びて最後はシーキングザベストに1馬身半つける完勝。いや驚きましたよ恐れ入りましたよ。もはや重賞に出るだけでも素晴らしいと諦めかけていた初年度産駒からまさかの金星、これで3世代すべて重賞勝ち馬を排出したことになります。村田一誠、グッジョブ&おめでとう!ビッググラスは恐らくこの後フェブラリーステークスに向かうことになるのでしょう。アロンダイトの出走がなくなったおかげで徹夜は回避できると思ってたんですけど・・・。

>レース映像

1着 ビッググラス(村田騎手)

「もう少し前でレースを進めるイメージはありましたが、出たなりのレースで後方で引っ掛かるくらいの手応えのよさで進めました。直線では前は交わせる手応えで怖いのは後ろの馬と思ったほど。先頭に立つと気を抜く感じなんで、今日のような接戦もよかったのかもしれません。このメンバーで勝てたのは自信になるね」

勝ち時計は1分23秒5、上がり4ハロン49秒3、3ハロンは37秒6。この距離にしては上がりがかかっていますが、ラップを見るとそれも納得。[12.5-10.8-10.9-11.7-12.0-12.7-12.9]何その3ハロン目の10秒台・・・。無理して先行しなくてよかったわけですね、改めて村田グッジョブ。ビッググラス自身の上がりは36秒1でニホンピロサートに次ぐ二番目のタイム。ちなみに今まで一度も上がり最速ってないです、そのへんも含め先行馬のイメージが強かったのですけど、控えてもこのクラスで通用する脚を使えることがわかったのは大きいですね、これで今後も競馬に幅が出ると思いますし、4歳5歳は1800mを使い込んでましたからあと1ハロンの延長は問題ないでしょう。ただ器用さがあるようには見えないので、本番でも今日のようにうまく馬群を捌けるかどうかがカギでしょうか。ちなみに母父イブンベイの重賞勝利はこれが初っぽいです。総収得賞金1億4998万4000円、もちろん初年度産駒トップです。

シーキングザベスト(1番人気2着):福永祐一騎手

「道中は前に壁を作ることができたし、直線では上手く前が開いて理想的な競馬ができた。最後は勝ち馬との決め手の差だったかもしれない

確かにそう映る末脚でしたけど、今までのビッググラスのイメージからするとちょっとピンとこないコメントですね。

それにしても出来すぎですね、滑り出しはちょいと躓きましたが徐々に調子を上げてきたエルコンドルパサー産駒。根岸ステークスの儲けは全部川崎記念ヴァーミリアンの単に突っ込むつもりです。2倍ついたらドバイにいけると思います。

意外なことに今年エルコンドルパサー産駒はここまでダート未勝利でしたが、土曜にウイングビート復活、そして今日ビッググラスが重賞制覇と一気に爆発。去年の秋に始まった確変はまだ続いてるみたいですね。ただそのほかの出走馬はリスキーアフェアが3着しただけで、あとは散々でした。シルクタイガーはナンボナンボでも位置取り後ろ過ぎ。1800mが敗因ってことはないと思います。さて来週は。

来週

当然大一番は水曜の川崎記念、枠順も発表になりヴァーミリアンは5枠7番、アジュディミツオーが4枠5番ですからちょうどこれを見る形で先行できそうですね。日曜栗東坂路での追い切りは[53.8-不明-25.7-12.9]の10番時計、引き続き好調を維持しているようです。

中1週ですが既報どおりシルクロードステークスにアイルラヴァゲイン、登録馬は33頭で除外対象の6番目。パッシングマークは小倉大賞典が本線ですがこちらも登録34頭(除外3番目)ということで東京の白富士ステークスにも名前があります。山城ステークスに中1週のゴッドスマイルユー、金蹄ステークスにブラックコンドルとワキノエクセル。あとは羅生門ステークスにビッグジェムですが登録なんと59頭。

エルっ仔以外ではエルフィンステークスでウォッカが始動。共同通信杯ではフサイチホウオーとニュービギニングか激突。

その他

この時期としてはかなり長距離と思われます2400m戦のゆりかもめ賞を勝ったマイネルヘンリー、父はメジロマックイーンです。最優秀父内国産のタイトルはマックイーンの子供のためにあるはずなので、来年の春に淀を走っていてくれたらな、と思いました。

2007-01-29追記

なんとクラシック登録は菊花賞しかないらしく。そのへんの割り切りがとってもステキです。

[2007-01-27] そのまんまイースター

東京新聞杯はそのまんま東ということで、イースターが人気になるらしいです(嘘)。開幕週ということを考えると、前が止まらず流れ込むだけで終わるような気はしますが、意外にも府中は一昨年の京王杯以来2戦目と見極めが難しいです。オッズはまだわからないけどイースターの単は1000円くらいにしておきます。土曜で勝負するなら壇之浦のクリソプレーズかな。ウイングビートもまともに走れたら圧勝と思います。

イースター、そのままっ

目が覚めたら時計の針はもうすぐ2時。慌てて電車に飛び乗り競馬場に着いたのは3時ちょい前で、ギリギリでパドックに間に合いました。

さて東京メインの東京新聞杯、パドックではイースター輝いてました(まじ)。出来は文句なしでスタートもまずまず、中団から直線よく伸びラスト200のあたりでは勝ったかな、と思ったんですが最後はSS産駒2頭に切れ負けして3着。現状ではこれで目一杯でしょう、勝ち時計1分32秒7はたぶん府中開催の東京新聞杯のレースレコードじゃないですかね(*)。イースター自身は1分32秒9、上がり3ハロンは33秒7でした。マイルだと中山のほうが向いているかもしれません。個人的にはダービー卿→京王杯→安田記念が必殺ローテと思いますが、ダービー卿で勝ち負けしないと賞金的に苦しいかな(瀬戸口センセ引退記念に阪急杯とか使ってくる悪寒)。

他場の結果を見るとウイングビートは着差は3/4馬身ですが完勝、今日の内容なら準オープンまではトントン拍子でしょう。エイシンイダテンも半年の休み明けとは思えないほどスムースな競馬であわやの2着、ペガサスファイトは勝ち馬と同じような位置から先に動きましたが、直線追い出すとフラフラ。あれ真っ直ぐ走れば勝てたんじゃないかな。小倉のメイン壇ノ浦特別は離れた3、4番手を追走したクリソプレーズが直線よく伸びたものの、イン逃げの勝ち馬を捕えきれず2着。来週の小倉大賞典でもいい勝負できたんじゃないかと思います。対象的なのがマイネルエクセラン。さーめーじーまー、今の小倉でシンガリ一気てアホですか。

とまあ、今日はなかなか勝ちきれないものの出走した全レースで馬券になるという素晴らしい結果で獲得賞金は2930万円、複勝コロガシした人はいるんでしょうか。オレは結局イースターとクリソプレーズの単複しか買えませんでしたが、複勝が思ったよりついたのでガミらずに済みました。浮いたお金で帰りにフィルターをゲット。さて明日も応援いくから、この調子で、がんばれ、エルっ仔。

3着 イースター(C.ルメール騎手)

「中団からの指示で、その通りロスのない競馬ができました。いい脚を使ってくれて、いいレースが出来たと思いますよ」

2着 クリソプレーズ(柴原央明騎手)

「競馬も上手だし、小倉は走るね。稽古でもそうだけど、もう少しグッとハミをとって、自分から行ってくれるといいんだけど・・・」

ウイングビートの川田騎手

「スタートで外の馬に寄られましたが、少し強引に前を譲りませんでした。道中はスムーズで強い競馬でしたが、直線はハナに立つと気を抜くところがありました。その辺りが今後の課題ですね。」

次走報

アイルラヴァゲインはシルクロードステークスへ。ヤネは松岡のままです。ほか既報を整理すると小倉大賞典にパッシングマーク、ダイヤモンドステークスにトウカイトリック、

ネコの話題

今日の福山競馬でコネコダニャオーンが初勝利を挙げました。

[2007-01-26] 

ちょっと立て込んでいて更新が後手に回ってます。今週の主役は4歳と6歳。

土曜出走馬

東京の出走は1頭、東京新聞杯のイースター。コース&距離はこの馬向きと思いますがなかなか濃いメンツなので2着に入ってくれたるだけでもいいかなあ、と。ウイングビートは小倉で復帰と思いきや除外で京都7Rの平場にまわりました。乗り込みは十分で好時計を連発していますのでいきなりもありそうです。8Rのエイシンイダテンも去年の8月以来と久々になります。小倉のメイン壇ノ浦特別はマイネルエクセランとクリソプレーズの2頭出し、どちらもチャンスは十分ありそう。平場のペガサスファイトも2600mなら浮上するのではないかと思います。

日曜出走馬

東京のメインはオレG1ねぎしステークス。こちらもかなりの顔ぶれで正直ビッググラスには荷が重いのですが、マイペースに持ち込めれば掲示板には乗れるかも。9Rは引退前にもう一花咲かせてほしいフェザーレイ、10R早春ステークスに本当は東京新聞杯に出て欲しかったシルクタイガー。鞍上にノリを迎え、勝ち負けと思いますが2着かなという気も。最終12Rのリスキーアフェアも勝ち負け期待できるのですがヤネが善臣なので3着かなという気も。小倉のほうはメイン火の山特別にパラダイスバード、人気次第では狙ってみようと思います。最終のディスパーロとはヤネを変えないと無理じゃないかな。

追い切り

栗東坂路ではビッググラス、ファンドリコンドル、シルクタイガー、ウイングビートあたりが意欲的な時計をマーク、全体時計は計測不能ですがパラダイスバードもラスト2Fを[12.8-12.4]といい感じの切れ。美浦坂路ではウエスタンクィーンが目立ってます。

その他

アジアマイルチャレンジにちょっと距離が長いような気もするアイルラヴァゲインが登録したようです。手塚先生の管理馬にはブラックバースピンもいますから、東京新聞杯の結果によってはこちらが主体になるかもですね。でもまあ、海外遠征の登録馬の中に産駒の名前を見つけると嬉しくなります。あとはネコの名前がなくてちょっとほっとしてます(出てきたら勝ち目なし)。

川崎記念まで一週間を切りましたが、どうやら出走馬がほぼ落ち着いたようです(JRA、他地区確定)。有力馬の回避でG1制覇最大のチャンスを迎えたヴァーミリアン、ドバイへの道を掴むためにも圧勝を期待しましょうか。2月12日佐賀記念のバンブージーコは補欠5番手、出走はちょっと無理でしょうね(7番手から5番手になったのは今日のレースで3着になったから?)。恐らくは姫路開催の3/2白鷺賞→3/30六甲盃→園田に戻って5/5兵庫大賞典→6/2園田フレンドリーカップ、というのが春のローテになるんではないかと。どれかひとつでも勝てば、年末の兵庫ゴールドトロフィーには出られるんじゃないかなあ・・・。

来週以降ですがダンスオールナイトとプロセッションが2/4、ユースフルデイズが2/10の東京の自己条件に出走予定です。フェブラリー回避濃厚なアロンダイトは帝王賞目標のようで。

話題の報知の記事

どう話題なのかはともかく。

567 名前:名無しさん@実況で競馬板アウト 投稿日:2007/01/26(金) 19:55:34 ID:9aVIcx4/0
柏木集保これで納得!! ~死して続くエルコンドル〝血の謎〟~ 

種牡馬エルコンドルパサー(その父キングマンボ)は、
供用3年間だけで02年に7歳の若さで急死してしまった。 
パズルの謎解きのような血統構成(強力な近親交配)を持つエルコンドルパサーは、
どんな産駒を送るのか、成功するのか、謎解きはまだ続いている。 
現4歳、5歳、6歳の3世代の中から、06年の菊花賞馬ソングオブウインドが出た。 
5連勝で06年ジャパンCダートを制したアロンダイトも、
31日の川崎記念・統一GIに出走するヴァーミリアン(芝2勝、ダート4勝)もエルコンドルパサー産駒。 
スタミナ型が多いかというと、先週20日のサンライズS芝1200mを1分8秒1で独走したアイルラヴァゲインや、 
27日の東京新聞杯・GIII(芝1600m)に出走するイースターがいる。 
特異な血統背景を持つエルコンドルパサーは、相手の牝馬の一番いいところを引き出し、 
芝もダートも、長距離も短距離も、みんなこなしてしまうのである。
万能型というより、父としての正体を明かさないのだ。 
強いて成功馬の共通点を探すと、ソングオブウインド、ヴァーミリアン。
そして東京新聞杯のイースターの母の父は、 
同じように母方の血を尊重して大成功したサンデーサイレンスである。 
                                  (日刊競馬編集長、テレビ解説者、報知紙面より)
                                   
570 名前:名無しさん@実況で競馬板アウト 投稿日:2007/01/26(金) 20:31:32 ID:+p4wfzLa0
>>567 
とても興味深くて面白い考察ですがレースの展望としては全然納得できませんw

え、これレース展望なのか(笑)。

柏木集保 土曜メインレース展望 東京新聞杯

実績で上回る5歳以上の古馬だと、記録の裏付けを根拠にすることができるが、まだキャリアの浅い4歳馬、それも1600mの経験が少ない馬を狙うのはちょっと難しい。

4歳イースター(父エルコンドルパサー)から入りたい。この馬、距離1600mは新馬の1着と、シンザン記念4着、アーリントンC・8着の3走だけ。骨折明けの3歳秋からは1800~2000mを中心に出走しているから、平均ペース向きの中距離のようなイメージがあるが、本当は1600mこそベストの可能性がかなりある。新馬を勝ったあとの2戦目が1400mの京王杯2歳S(東京)。出負けしながら上がり34.1秒で突っ込み、ハナ差の2着だった。続く3戦目も1400mのさざんか賞(阪神)。ここでも前半は後ろにいたが、再び鋭く伸び、先に抜け出したロジック(のちのNHKマイルC勝ち馬)を差し切っている。ズブいわけではなく、切れを生かすためにあえて控えるレース運びだった。

もちろん1800~2000mもこなせるが、持ち味の切れを生かすに1600mの方が合っていそうな根拠は、母方にある。母バプティスタ(父サンデーサイレンス)も、祖母ビーパップ(父アンバーシャダイ)も、典型的なマイラー型だった。

父のエルコンドルパサーはヴァーミリアンや、ソングオブウインドが示すようにサンデーサイレンス牝馬と合ううえ、母方の特質を前面に出す傾向がある。だからさまざまな産駒を送り出し、わずか3年間の供用だったが昨06年は総合リーディング6位に登場するほど大成功している。イースターの場合、牝系の良さが出るとしたら、マイラーとしてだろう。そうは速くなりそうもない流れ。幸いコースロスなしのインを引いた。ルメール騎乗。そうは人気にならないので、強気に狙う価値十分だろう。

3世代で6位が大成功なのかどうかはともかく、柏木集保の◎はイースターです。先週のサンライズステークスでアイルラヴァゲインを抜けにした反省なのかな。

ダービージョッキーOB戦

引退したダービージョッキーの競演-。長年の競馬ファンには夢のような話が進行している。

今回のイベントは、4月21日に新スタンドがグランドオープンする東京競馬場が舞台。東京競馬場の住吉道紀(みちとし)場長は「JRAの総合企画部のプロジェクトチームが企画を出したアイデアのひとつです。ダービージョッキーのOBの中で実際に乗れるのは何人かしかいません。もちろんやるからには、その人たちの協力が必要です」と打ち明ける。

現時点で企画に賛同、または前向きなのは岡部幸雄元騎手(58)、河内洋調教師(51)、根本康広調教師(50)、加藤和宏調教師(50)、岩元市三調教師(59)、安田隆行調教師(53)らそうそうたる顔触れ。根本師は「8人以上は集まっていると思うし、実現するのは間違いないと思います。やるからにはしっかりした企画をと(JRA側に)要望しています」と“実戦”に向けてトレーニングも惜しまない構えだ。

ファンだけでなく関係者も楽しめるいい企画と思います(実際コメント見ると楽しそう)。ただマサトはおらんのかと・・・今でも乗るのは厳しいのかな。南井は落馬するなよ。

[2007-01-25] 

ルメールが1/31~2/1にドバイへ遠征することになったそうです。川崎記念の騎乗どうすんだ?と思いきや、ドバイでの騎乗は2/1らしいので、川崎記念が終わったらすぐに移動ってことでしょうか。そうじゃないと困るけど。

「エクリプス賞」発表に思うパシオンの頑張り

北米における年度表彰「エクリプス賞」の受賞馬が22日に発表され、全米年度代表馬にBCクラシックを制したインヴァソールが選出された。06年の北米における成績は、G1ばかり使われ4戦4勝という完ぺきなもので、投票でも全体の84%の票を集める圧勝だった。ここまで唯一の敗戦が4着に敗れた06年3月のUAEダービーなのだが、この時、インヴァソールに3/4馬身先着して3着になったのがフラムドパシオンだったことを、私たち日本のファンはあらためて思い出すべきだろう。

個人的には、インヴァソールが南半球産初のチャンピオンとなったことが、ウルグアイやアルゼンチンでどのような扱いをされているのかを知りたいです。

[2007-01-24] 

中古で望遠レンズを買いました。これでもう少しマトモな写真が撮れるといいのですが。

嬉しくて抱いて寝てます。

[2007-01-23] アロンダイト、ドバイ見送り

モチが皐月賞に出走できるのか気になって3歳牡馬の収得賞金順リストを作ってみたのですが、トップ5の父の名前を見てちょっと感動してしまいました。時代は着実に変わっているんですね。

パッシングマークは明日帰厩し小倉大賞典へ。イースターはナンボナンボでも東京新聞杯から連闘で小倉出走はないと思いますが。早春ステークスのシルクタイガーのハンデは56kgとまずまず。松籟ステークスのマイネルエクセランは格上挑戦ということもあってか52kgと恵まれました。また、なんとなくそんな気はしていましたが、調整の進まないアロンダイトは「まだ若い馬。能力がある馬だし、今年もう一度このタイトルを獲ってからです」とドバイを見送ることになりました。フェブラリーステークス出走も白紙。

こうなるとドバイはお前に任せた、という感じのヴァーミリアンですが、キングスゾーンとナイキアディライトも川崎記念を回避するようで、テンショウボスとシーチャリオットがそれぞれ繰り上がり。お膳立ては整ってますので、どうぞおいしくG1勝利を召し上がって下さいな。

ソングオブウインドが社台スタリオンステーションに到着。試験種付け後、荻伏へ移動の予定です。気になる種付け料は受胎確認後20万円という超オトク設定、1頭でも多くの肌が集まって欲しいものです。

JRA賞

「ダイワメジャーが短距離馬か?」の疑問はファンのみならず多かったようで、JRA賞授賞式の際に最優秀短距離馬の見直しが行われることが発表になりました。マイルとスプリントを別にすることになるんでしょうね。この煽りを食らった形になったのが父内国産のタイトルで、廃止も含めた検討がなされることに。サンデーサイレンスの孫を父内国産扱いしたくない、という気持ちはわからんでもないのですが、もしマックイーンの子供が盾を勝ったら文句なしに贈りたい賞が消えちゃうのは淋しいかなあ、と。こればっかりは特別賞じゃ意味ないと思うんですけどね。

マイルとスプリントを分けるならステイヤーはどうするんだとか、ダートも短距離と長距離わけていいんじゃないかとか、そもそもチャンピオンがたくさんいるのもどうかと思ったり、チャンピオンを決める距離っていうのは2000~2400mであるべきだろうと思ったりする人もいますので、JRAの中の人は年度代表馬の選考基準も含めて広く意見を求めてみてはいかがでしょうか。

[2007-01-22] 次週の特別登録

さて府中開幕ですがいきなり重賞に登録があります。土曜の東京新聞杯にイースターとシルクタイガー。勝算は格上挑戦の虎のほうが高そうな気がするんですがまず除外が確実で、自己条件の早春ステークスに回ることになるかと思います(イースターは当確)。そして日曜のねぎしステークス。こちらも登録30頭ですがビッググラスは出走ライン当確です。距離適性的にはビッグジェムのほうが向いてそうですがこちらは橿原ステークスへ。そして京都開催での復帰も検討されていたウイングビートは、結局小倉で去勢後初出走となりそうです。血を残せなくなった以上、あとは結果を出すのみ。その他マイネルエクセラン、クリソプレーズ、ファンドリコンドル、パラダイスバード、ディスパーロらがスタンバってます。さらに翌週、骨折で戦列を離れていたプロセッションが復帰の見込み。

さて現地観戦どうしようかな。行くならやっぱオレG1、ねぎしステークスか。

NAR

シーキングザダイヤがなんと川崎記念を回避し、補欠候補のうち平安ステークス3着だったシャーベットトーンが繰り上がりました。これで事実上ヴァーミリアンとアジュディミツオーとの一騎打ちとなり、これを生温く見守るドンクールになりそうな。あとでレベルについていろいろ言われそうですが、ブッ千切って勝てば問題ないでしょう。

そして交流重賞佐賀記念の登録馬も発表となりましたが、なんと補欠8番目にバンブージーコの名前がっ!

リーディング

一回中山と京都が終了しリーディングは先週18位から15位へとランクアップ。アーニングインデックスは1.66です。

[2007-01-21] 平安ステークス3年連続2着ならず

アイルラヴァゲインの復活やヴァーミリアン、トウカイトリックなど今年は5歳世代の逆襲がキーワードなのかもしれません。今日のメイン、平安ステークスに出走するエイシンラージヒルもそんな2002年生まれの、しかも唯一のEl condor pasa産駒です。母の父アンブライドルド、つまりミスタープロスペクターの3*4だったりします(効果はわかりませんが)。

(3)エイシンラージヒルは昇級初戦のファイナルSで半馬身差3着と健闘。「前走の内容は上々だったし前々で自分の形に持ち込めれば」と中尾秀調教師の期待は大きい。土曜は坂路1本。時計はエラーだったが気合乗り満点のフォームだ。

京都12Rきのうモチのおかげでけっこう浮いたため、今日はエイシンラージヒルはもちろん、全馬の馬券を買うことにしました。勢いは活かさないと。人気は京都7Rのカリオンツリー、叩き二戦目で調教も動いてるようですし勝算は高いと思います。オーキッドコートとエプソムメサイアも人気よりは上に来るんじゃないかと期待していますが、オッズとリスクのバランスがよさそうなので小倉最終のサクラオリオンに厚め突っ込んでみます。3着は外さないと思うので、単複5000円。

あれ?

「マークミスした馬券は人気薄」の法則を噛み締める。

というわけで

掴みかけた運の流れを自分で断ち切ってしまいました。的中したのはサクラオリオンの複勝のみ。

平安ステークスのエイシンラージヒルは予定通りのハナですが、途中からタイキエニグマにカブせられる展開、こうなるとちょっと苦しい。上がり37秒0と極端にバテてはいませんし、もう少し楽に逃げられたら結果は違っていたかもしれません。3年連続連対はなりませんでしたが重賞初挑戦で実質G2といってよいメンバー相手にコンマ4秒差の7着なら、この先重賞でもやれるメドは立ったと思います。

7着 3番エイシンラージヒル(秋山真一郎騎手)

「2コーナーまでは(・∀・)ニヤニヤしながら乗っていたんですけどね。3コーナーで、動きたくないのに動かざるを得なくなってしまいました。具合は良かったのに残念です」

秋山って面白い奴ですね。

カリオンツリーは直線を向いたときはちょっと手応え厳しい感じでしたが、馬体を併せる形になってからグイグイ伸びてきました。産駒によくある、一瞬の脚はないけれどもしぶとく伸びるタイプに見えます。もう少し楽に先行できるようになればポンポン勝てそうなのですが・・・。サクラオリオンは好位から直線早め先頭、しかし切れ負け。

その他

スタンド前から最後まで引っ掛かりっぱなしのインティライミ(これで押し切ったらエモシオン*)と呼ぼうと思った)、マツリダゴッホのマクリ、出遅れたインテレットの追い込みとAJCCはけっこう面白いレースでした。2分12秒8は馬場差を考慮するとかなり速いと思います。

4着 4番インティライミ(柴田善臣騎手)

「かかる。息入れない。1コーナー手前で折り合いがつくかと思ったが、力んだまま、ず~っと力を入れたまま走っていた。何を目標に走っているのかわからない」

日本語でおk先生、ギャグに円熟味が出てきましたね。

ちょっと気になったのはレベルの高そうなメンバーだった京都マイルの牝馬限定新馬を勝ったベッラレイア。開催終わりですから京都もけっこう時計が掛かるようになってますし(若駒ステークスも時計が遅いからってネタで終わらせると後で痛い目を見るかもしれません)、半マイル通過50秒6とかなりスローで流れたため勝ち時計は平凡ですが、ラスト3ハロンのラップが[11.7-11.6-11.3]のところ、直線気合を付けた程度で、馬群の外をほとんど馬なりで突き抜けました。内外の差がどれくらいあるのかわかりませんが、それでもあれは普通ならジャングルバードの勝ちですよ。ひょっとしてものすごく強いんじゃないかと睨んでいるのですが(レース映像)。

1着 16番ベッラレイア(秋山真一郎騎手)

「調教で乗ったときにインパクトがありました。返し馬でもオッという感じで、今日は自信があったので終いだけの気持ちでした。道中遊びながら走っていますが、素直で反応がいい。直線はよく伸びましたね。距離伸びても大丈夫でしょう」

やっぱりまだ相当余裕がありそうです。ウォッカ、アストンマーチャン、ダイワスカーレット、そして今日のベッラレイアにジャングルバードと、今年の牝馬戦線はかなりレベルが高い気がします。

[2007-01-20] アイルラヴァゲイン圧勝

仕事がキャンセルになったら、2歳時にレコードで走った2頭が出ますので、午後からでも中山に行ってきます。写真も撮りたいし。ナイトレセプションにしてもアイルラヴァゲインにしても、今回そのレコード駆けしたときと同じ条件。

トップハンデ58.5キロの(10)アイルラヴァゲインは、手塚調教師も「斤量だけですね。コンマ5キロがどう響くか」とやや慎重な口ぶりだ。とはいえ、「前回は行きたがっていたし、距離短縮はいいでしょう。ウチのブラックバースピンとの比較からしても、ヒケは取らないと思います。動きもいいですよ」と状態には自信ありげだった。

確かに、トップハンデは仕方ないにしても58.5kgはずいぶん見込まれたなあ。予定通り仕事がキャンセルになりましたので、現地観戦して勝った記憶がない中山に行ってきます。

若駒ステークス

中山に着いたのは14時くらい。今日はパドックとラチ沿いを走り回ることになると思ったので、あらかじめ購入予定の馬券をマークシートに記入しておいて、現地到着後すぐに買っておきました。一息ついて、改めて手元の馬券を見て、モチから馬連総流しはいくらなんでもやりすぎと反省。

結局10Rのパドックに夢中で京都の実況は聞いてませんでした。騎乗合図が掛かり、返し馬を撮ろうとスタンドに出てきたらターフビジョンに京都9Rの配当が。モチのアタマはないと思ったので目線はまず馬連へ。あれ、5-9ってひょっとして当たってる?複勝いくらついてるかな。ていうか単勝5番?

ちょっと待ってくれ、1着ってモチかよ!

>> くわしく

そりゃラップも走破時計も例年の勝ち馬と比べて見劣りする内容ですけど、そんなことどうでもいいくらい笑えました。

そして

I will love again10Rはちょっといいところなしでした。パドックではナイトレセプションもエレアシチーも悪い感じではなかったのですけど、直線向いて思ったほど伸びず、というか後続みな脚色が同じに見えました。ナイトレセプションは条件はともかく馬場不向きだったかも。むしろエレアシチーのほうが案外というかなんというか。

メインのサンライズステークス、パドックではうるさいところを見せていたアイルラヴァゲインですが、レースは“あの”クリスマスローズステークス(*)のリプレイのよう。道中掛かり気味にポジションを上げ、直線早め先頭、そのままリードを広げて押し切り。トップハンデを背負ってでアドマイヤカリブに2馬身半差、時計も今の中山で1分8秒1なら文句なしで、復活といってよいでしょう(レース映像)。まだ賞金の心配はありますが高松宮記念が楽しみに。手塚師も嬉しそうでした。京都メインもゴッドスマイルユーが中団からしぶとく伸びて2着を確保と、東西メインでエルコンドルパサーの存在感を示すことができて嬉しいです、はい(奇しくもともにエルとバクシンオーでワンツー、手塚師は東西メイン制覇ですね)。地味に小倉でも5Rでアルファルドが直線よく追い込んで3着、9Rアグネスヘルメスは先行してなんとか5着に粘り、ともに人気以上の結果となりました。この勢いで明日のエイシンラージヒルも・・・。

というわけで、ついに鬼門だった中山を克服、収支大幅プラスで帰宅できました(モチに心底感謝)。もともと中山グランドジャンプはカラジを見に行くつもりだったので、ひょっとしたらそのまま徹夜で皐月賞並ぶことになるのかと今から悩ましいです。

1着 アイルラヴァゲイン(手塚貴久調教師)

「トップハンデがどうかと思いましたが、泣きませんでしたね。調子がいいと走りたくてしょうがない馬で、1200mのペースでも掛かってしまうんですが、今日はうまくレースをしていましたね。具合は凄くよくて期待していました。それでももともと体質が弱い馬で、稽古でも疲れて使えなくなる可能性もあるので、調子のいいときに続けて使おうかなと思っています。重賞競走に行きたいですね」

シルクロードステークス→オーシャンステークスと去年と同じローテーションになりそうな。その先に宮記念が・・・。

アイルラヴァゲイン(2番人気1着):松岡正海騎手

「休む前はあまり体調がよくなかったが、休んで状態は上がっていた。終始ほんとうにラクなレース、力が違いすぎた。58.5キロでこの内容、重賞でも通用する」

重賞どころかG1獲れると本気で思ってましたよ、3歳春までは。

【若駒S】(京都)~粘りに粘ったモチが連勝

京都9Rの若駒ステークス(3歳オープン・芝2000m)は、先手を取った5番人気モチ(岩田康誠騎手)が直線後続が迫る中、懸命に粘り込み優勝。勝ちタイムは2分05秒2。ハナ差の2着に1番人気クルサード、クビ差の3着には4番人気ブルーリッチがそれぞれ入線。

1着 モチ(岩田康誠騎手)

「返し馬の段階で芝でも走りそうな感じがありました。根性のある馬ですね。正面ではハミを噛んでいましたが、向正面では落ち着きました。余力を残して併せ馬の形になったのもよかったのでしょう」

ラジオNIKKEI、狙いすぎ(笑)。

[2007-01-19] 今週の出走馬

長くなったので日付変更。

すでにお伝えしたとおり、エイシンラージヒルが繰り上がりで平安ステークス出走が確定しました。ブラックコンドル、ヴァーミリアンに続きエルコンドルパサー産駒3年連続連対の記録が掛かります。その他にも今週は特別への出走が目立ちます。

土曜

中山のメインサンライズステークスはもう後がないアイルラヴァゲインですがケイコはちょっと物足りない(奇しくもディープサマーが登録抹消になってますね)。10R東雲賞にはエレアシチーと2歳時レコード勝ちした舞台で再起を計るナイトレセプション。京都のほうはメインの岩清水ステークスにゴッドスマイルユー、東西メイン制覇はあるんでしょうか。あと若駒ステークスにモチ。初日の小倉にはアルファルドとアグネスヘルメスの2頭がスタンバイ。

日曜

京都はメインの平安ステークスはもちろんのこと、10R睦月賞のオーキッドコートに注目してみようと思います。ダ1800m→芝2400mですが、ダートや短距離から芝長距離への条件変更はエルコンドルパサー産駒が穴を空けるパターンかと。芝で追い切っているのも不気味。平場では7Rのカリオンツリー、休み明けをひと叩きされ鞍上もルメールを配してここは必勝体制と見ました。ケイコの動きもかなりよさそう。最終12Rにエプソムメサイア、小倉最終レース背振山特別にサクラオリオン。中山は出走ありません。

追い切りおもなところ

障害入りするらしいブラックコンドルが坂路で16番時計。サンライズステークスに登録のあったビッグジェムは普通に除外かな。追い切り見る限り好調っぽいので来週以降引き続き狙ってみます。リスキーアフェアも除外組、水曜美浦坂路の20番時計。

みたび、栄光の1995年世代よ

障害といえば中山グランドジャンプの予備登録馬が発表になり、12歳にして春の中山三連覇の大記録が掛かるカラジが今年も登録してきました。カラジは1995年生まれ、つまりはエルコンドルパサーと同世代なのであります。95世代の偉大な記録である古馬G1完全制覇(詳しくはコラムをご覧ください)を達成できたのは2年前のカラジのおかげだったりするんですよ。

重賞・オープン特別競走レーティング

今年からクラシックの指定オープンだけでなく、すべてのオープン特別が対象になったみたいですね。というわけで、万葉ステークスのトウカイトリックもレーティング対象となり、勝ったバイロイトを上回る105をもらいました(ハンデ差のぶん?)。あ、若駒ステークスでモチが掲示板に載ればレートがつくのか!

荒治療も必要なのかもしれないが

そのレーティングにちなんだ件で、世界のゴーダが警告してます。

伊のクラシック格下げは他人事ではない

欧州パターン競走委員会は13日、イタリアの3歳クラシック3競走の格下げを発表した。07年から伊オークスがG1からG2に、桜花賞と皐月賞にあたるレジナエレナ賞とパリオリ賞が、G2からG3に降格されることが決まったのだ。3競走とも近年のレベル低下が顕著で、G1なら115、G2なら110という、国際基準で定められたレースレーティングを維持できなくなったのである。欧州ではドイツの桜花賞と皐月賞もG2で行われているが、主要競馬国のクラシックがG3というのは他に例がなく、イタリアの競馬関係者は衝撃を受けている。

実はこれは、日本にとって対岸の火事ではない。今年からパート1国となり、外国調教馬に門戸を開放する重賞に関しては国際格付けを得られることになったわけだが、ここにも当然のことながら国際基準が適用されることになる。ところが現状では、そのすべてが現在得ている格付けに見合ったレースレーティングを保持しているわけではないのだ。

JRAでは当面国際基準を満たした競走のみ、国際格付けを申請するようで、現行のG1が国際機関の指示でいきなりG2降格という事態は避けられるもようだが、近い将来には日本の重賞も、降格あるいは国際グレードのはく奪という事態が起きることも、覚悟しておく必要がありそうだ。

平均で110を維持できないってタダごとじゃないですね・・・と思ったらG2でか。日本はそこまで悲観するほど低レベルとは思えないのですが、降格を防ぐのを目的としてレースレーティングを水増ししたりするのは本末転倒かと。

それと、レーティングなんて突き詰めてしまえば主観なんだから、そんなものにクラシックの格付けを左右されるのもあまり気持ちよくないですけどね。せいぜい国際グレードから外す、くらいでいいんじゃないですか(このへんは感情論)。

まあ、問題の根っこは、こと欧州においてはどの国のクラシックを目指すべきなのか?ということなのかもしれません。結局のところ、どこの国のどのレースが一番偉いのかというコンセンサスによって関係者間での(グレードじゃないよ、イメージだよ)が決まり、それに引きずられてレベルも上下するのでは?格下に見ているから大英帝国やらおふらんすからわざわざイタ公やゲルマンのクラシックに脚を運ばないのでは?ことクラシックに関してはイギリスが頂点でフランス、アイルランドが続きその他は知らん、というのが欧州の実情なんでしょう、きっと。ドイツやイタリアそのものののレベルが低いって言ってるんじゃなくて、格下扱いされてることによって潜在的な母数が不利になり、それが悪循環を生んでるんじゃないかってだけなので勘違いしないように。日本とか豪州とかアメリカはセグメントが違うので直接問題にはならずに済んでるんだろうなあ。

このネタ面白いな。今度コラムにでも書こう。

[2007-01-18] リキッドノーツ復帰間近?

水曜はギブミーアチャンスが2勝目、ファイブサンダー5度目の3着ならず。

クーリンガーが川崎記念を辞退し、繰り上がり候補のドンクール(エルっ仔が出てなけりゃ応援対象なのですがね・・・いつも誰かしらカブってます)は平安ステークスを回避することに。さらにフェイトトリックスもここを回避して次走白富士ステークスと、上位2頭が抜けたおかげでエイシンラージヒルに番が回ってきましたよ!やはり狙いは馬単2着付けですかね?

【川崎記念】ヴァーミリアン、元気に13秒3!

交流GII名古屋グランプリを勝ったヴァーミリアン(栗・石坂、牡5)が、川崎記念(31日、川崎、交流GI、ダ2100メートル)へ向けて追い切りを行った。栗東坂路で一杯に追われ、ラスト1ハロン13秒3(4ハロンはエラー)。「順調ですよ。前走くらいは走って当然やろうね。急に崩れることがあるので、ずっとこの調子が続いてほしい」と石坂調教師。アロンダイト(06年JCダート)に続くGI制覇を期待していた。

昨日も書きましたが、ヴァーミリアンの3ハロンの時計は[37.9-25.6-13.3]と、JCの追い切り[51.9-37.9-25.5-13.2]とほぼ同じで、仮に1ハロン目が14秒なら今週水曜の5番時計に相当します。そしてルメール来日。免許期間は20日から来月19日まで。ヴァーミリアンのためにやってきたかのようですが、引受先は瀬戸口センセ。ということは、オンザビッグジェムとか、オンジイースターとかあるかもですね。入れ替わるかのように、バルジュー急遽帰国。本人の都合って何だ、気になる。

一昨年の1月28日木津川特別の後、脚部不安のため長期休養に入っていた初年度産駒のリキッドノーツですが、先週末から馬場入りを再開、木曜美浦坂路で[54.2-40.2-27.1-14.0]と超久々に時計を出してきました。休養前の1年間の戦績が8、4、2、2、3、2、3、2、3、2、2、1、1着といろんな意味で期待の1頭(*)、復帰は近そうです。

JRA賞もらいそこねて服部調教師がブチ切れてる件

栗東こぼれ話「関係者は見た!ご立腹の調教師」1/13

ブルーコンコルド(牡7、栗東・服部厩舎)で年末に美酒を浴び、さぞかし機嫌が良いと思いきや、今週はなにやら雲行きが怪しかった。まぁ先週から伏線はあった、「君は票をもっているのか?ブルーコンコルドは賞はもらえないのか!」と何人も記者を見つけては聞きまくっていた。

「俺は何にも喋らん、馬鹿にしおってからに。グリーンチャンネルにも一切協力はせん。想定?そんなもん、知らんわい。何でいちいち言う必要性があるんか、何かくれるんか」と服部調教師。

まぁすごかった。水曜日はマスコミへボイコット宣言まで飛び出す有り様。だからか知らないが、水曜日午後には地方で特別賞をもらっていた。そのため水曜の勢いはなく、木曜日はいくらか話をしていた。来週は、ボイコット宣言は続行中なのか、取材する方は大変だ。

いや、だから、グリチャ関係ないし。対して受賞した側の後藤騎手fromギャロップの連載コラムを見ると。

アロンダイトに期待を込められた143票

(略)ただ、ほかの部門に比べて最優秀ダートホースの投票数が割れていたというのは、まだ誰もが認めているチャンピオンではないということ。94票を集めたブルーコンコルドの実績にも敬意を表さなければならない。おそらく、アロンダイトの143票には、これから先の期待も込められているのではないか・・・。この票に満足するというよりは、それだけの期待に応えていけるような競馬をし続けなければならない。そうした責任の重さも感じている。

これ赤入れなし?服部師ご乱心は先週の騒ぎみたいなので空気読んだのでしょうけど、こんなコメント出せるなんて後藤もずいぶん大人になったものです。

ディープ、芝で世界一

競馬板で面白いことが書かれていました。

375 名前:名無しさん@実況で競馬板アウト 投稿日:2007/01/17(水) 14:02:59 ID:MgKdelf/0
前スレでスレタイ変えたらといったものですが、 
予想通り荒れていますね。 
前スレでも述べましたがエルコンとディープの評価は 
日本競馬の目指してきたものとの歴史的価値で考えるべきでしょう。 
エルコンのレートというのはエルコン自身につけられたものです。 
当たり前といえば当たり前ですが。従ってエルコンは非常に強い馬である 
というのは明確です。 
対してディープインパクトというのは日本向けの血統で日本の馬場にに対応して 
日本で調教されて、日本で3冠とってとまさに近代日本競馬の象徴なのです。 
そういう馬がぶっつけで凱旋門に挑戦したという所に計り知れない歴史的 
価値があります。 
それで結果失格ですが3位入線しました。これをどう捕らえるかによって 
ディープの価値は決まります。私は日本式の進化の仕方はありではないかと考えます。 
それがディープのレート評価です。失格なのにレートが芝世界最高なのは日本競馬 
自体の価値、進化の仕方がある程度認められたと考えるからです。 
つまり、エルコンは個体としての評価、ディープは日本の評価です。 
今後、日本の競馬はどういう方向に進むかは非常に興味深いところです。 
2頭の偉大な馬がいたという結論にしませんか。 
そしてもっと前向きな話をしたいのですが。 

エルの挑戦があくまで渡邊オーナーを中心とした個人チームの参戦であったことに対し、ディープのそれは日本競馬の価値を問うに等しい、そういう観点は大事で、そこをスルーして2頭の比較をするのはナンセンスと思います。だから単純に「どっちが上?」と比べられるとイライラするんでしょう、オレは。史上最強馬は譲っても抱いたチャンピオンシーまでは譲れませんから。

2006年は「世界に通用する強い馬作り」という26年前の命題が、ディープインパクトによって一応の決着をみた年といってよいのではないかと思います。正確にはディープ1頭ではなくハーツクライやデルタブルース、コスモバルク、ダンスインザムードなど、2006年の日本馬の海外遠征が内国産馬によって結果を出したことにより達成された、というべきでしょうか。キングジョージや凱旋門賞に「勝てなかったこと」はさしたる問題とは思いません、それぞれちゃんと勝負になっていたのですから、あとはもう時間の問題といってもよいでしょう。パート1入りが決定したことも、2006年の特筆すべきことのひとつです。

その上で、「今後日本の競馬が進むべき方向とは何なのか」を真剣に論じる必要が出てきたということではないでしょうか。「絶対的な強さ」というわかりやすい指標は、恐らくこの先頼ることはできないはずですから。それが前向きな話じゃないかな。

[2007-01-17] 殿下んところのネコは世界ランク2位

合同フリーハンデ from ブック

総合20位タイにソングオブウインド(E119)、26位タイにアロンダイト(dI118)でした。もうちょっともらえるかな、と思ったんですが。

次走報

トウカイトリックは大方の予想通り、ダイヤモンドステークスに向かうもよう。その後は阪神大賞典、天皇賞春、ステイヤーズステークスとマラソンレース皆勤賞を目指すらしいです(うそ)。その他の有力馬についてはビッググラスがすばるステークス、アイルラヴァゲインはバレンタインステークスとのこと。

ちなみに川崎記念に登録のあったクーリンガーは出走を辞退、今週の平安ステークスに全力投球する見込み。繰り上がり候補はよくよくヴァーミリアンとは縁のあるドンクールで、以下オーガストバイオ、シルククルセイダー、シャーベットトーン、マルブツリードの順。平安ステークスは2年連続で産駒が連対中なので、なんとかエイシンラージヒル出走できないですかね(勝つのはタガノナントカかな)。

調教

そのエイシンラージヒルですが追い切りは栗東坂路[不明-38.9-26.7-14.0]とまずまずの時計(余談ですがこの馬が坂路で追い切るとなぜか計時不明となることが多い・・・)。初のオープンとなった前走ファイナルステークスでは先行勢総崩れの中、唯一勝ち馬からコンマ1秒差の3着に踏みとどまりました。京都のほうが前残りしやすいですし陣営も冷やかしではなく本気で狙っていますから、出走してきたら単勝大勝負したいところなんですが。あと坂路組で目立った動きはヴァーミリアン、1ハロン目が計測不能でしたが3ハロン37秒9はJCの追い切りと同タイムで、レースまであと2週ありますが仕上がり具合は順調のようです。美浦坂路ではリスキーアフェアが[50.8-36.8-24.1-12.1]で20番時計ですが、ケイコでは動く馬なので実戦でどうなりますか。あとサクラオリオンは栗東芝コースで[79.6-64.1-50.7-38.1-12.7}で18番時計ですが、芝で何頭追い切ってるかはわからないのでこちらも過信は禁物。

その他

ブック巻末の石坂師へのインタビュー記事で、写真に写ってる優勝馬のレイが全部ヴァーミリアンのやつでちょっと感動した。

IFHAのThe World Thouroughbred Racehorse Rankingsが発表されました。ディープインパクトは有馬記念のパフォーマンスが評価され総合4位、芝ではジョージワシントンやレイルリンクと並び世界最高タイでした。殿下んところのネコは堂々の2位。インヴァソールに貸し出し中の世界ランク1位の座もドバイで返してもらう予定です。ただ、ネコのほうをゴドルフィンマイルにも登録するみたいで。「殿下、あんたちょっとセコいよ」とクエスに起こられますYO。

Top 10 Horses
1129IDirtINVASOR (ARG)4USABreeders' Cup Classic
2128IDirtBERNARDINI (USA)3USATravers S. etc
2128MDirtDISCREET CAT (USA)3USAHill 'n Dale Cigar Mile
4127LTurfDEEP IMPACT (JPN)4JPNArima Kinen
4127MTurfGEORGE WASHINGTON (IRE)3IREQueen Elizabeth II S.
4127MDirtLAVA MAN (USA)5USAGoodwood BC H.
4127LTurfRAIL LINK (GB)3FRPrix de L'Arc de Triomphe
8126IDirtBARBARO (USA)3USAKentucky Derby
8126I,LTurfDYLAN THOMAS (IRE)3IREIrish Derby etc
8126LTurfHURRICANE RUN (IRE)4FRKing George
13124LTurfHEART'S CRY (JPN)5JPNKing George
14123I,LTurfPRIDE (FR)6FRChampion S
17122I,LTurfOUIJA BOARD (GB)5GBIrish Champion etc.

もうちょっと順位見ていくと、ディープ、ハーツの次にレートもらっているのがアドマイヤムーン(香港カップ)、ダイワメジャー(天皇賞)、ドリームパスポート(JC)の120だったり、デルタブルースのメルボルンカップは120しかもらえなかったり、ディープの有馬は評価されつつも2着ポップロックは119だったりと面白いことがわかるんですが。それと、sex-allowanceが何ポンド(ポイント?)かわからないのですが、仮に5とするとプライドやウィジャボード姐さんはディープと同等以上の扱いですね。

[2007-01-18]追記

まはる殿下の指摘によるとsex-allowanceは3ポンドということなので、ウルグアイのディープ>ネコ>ディープ>プライド=レイルリンク=ハリケーンラン>ウィジャ姐さん>ハーツとなります。つまりディープ最強。

[2007-01-16] 

13日にアルファーワンとダンシングミラクル、そして14日にソングオブウインドが登録抹消となり中央競馬所属の現役産駒数がついに100頭を切りました。ちなみにNAR所属は69頭、合計168頭です。

1/15現在の世代別エルコンドルパサー現役産駒数
所属2001年2002年2003年
JRA1933+1(*)4699
NAR20222769
合計395673168

ちなみに賞金ランキングを見ると本賞金が1億円を超えているのはアロンダイトを筆頭に7頭ですが、地方及び付加賞を含めた実質の賞金王はヴァーミリアンの2億4千万円になります。川崎記念の1着賞金は6000万円ですから、優勝すれば3億円ホースに。賞金女王は5345万円を稼いでいる総合18位のアスピリンスノー。

現役賞金ランキング(中央競馬のみ、成績欄の強調は複勝率50%以上)
順位馬名世代本賞金通算成績
1位アロンダイト200317680万円5-0-0-2
2位トウカイトリック200216000万円4-5-1-10
3位ヴァーミリアン200212120万円3-3-0-7
4位アイルラヴァゲイン200211423万円3-1-4-5
5位ビッグクラウン200111285万円4-8-5-14
6位コンドルクエスト200110882万円5-5-4-14
7位ビッググラス200110895万円6-5-2-14
8位リキッドノーツ20018750万円4-8-3-6
9位イースター20038720万円3-2-1-5
10位ブラックコンドル20018690万円3-1-4-16
11位アップドラフト20028000万円5-3-2-4
12位トーホウファイター20017240万円4-6-2-14
13位エイシンラージヒル20027155万円5-0-3-8
14位ビッグジェム20016995万円5-3-5-20
15位シルクタイガー20026855万円4-2-1-9

トリックは地道にずいぶん稼いでたんですね~。なお引退したソングオブウインドの総獲得賞金は2億743万8千円です。そのソング[3-4-3-0]を含めると、トップ10はみな複勝率5割をキープしています。

その他

川崎記念を見送ったアロンダイトはドバイの試金石にフェブラリーステークスを使うようです。短期放牧を挟み中間の調整で順調さを欠き、初のマイル戦出走でしかもG1。常識的に考えれば?ですが、もう何があっても驚きません。しかしこの時期に府中正門前徹夜は命懸けだ。

[2007-01-15] 川崎記念にヴァーミリアン登録

今週の特別登録は延べ14頭と、先週とは打って変わって大挙出走の構え。中でも土曜中山サンライズステークスの3頭が注目です。準オープンに降格したアイルラヴァゲインと昇格したゴッドスマイルユーの争いに加えなぜかビッグジェム。連闘はもはやジェム(というより瀬戸口センセ)の馬言葉みたいなものとしても、ビッグ軍団は芝がマイブームなんですかねえ。平安ステークスに前走オープンでもやれる手応えを見せたエイシンラージヒルの名前もあります。除外対象ですが、出走順20番手なので回避馬が2頭出れば・・・。マイルに転向して結果の出ないナイトレセプションは2000mの東雲賞。陣営の苦悩が伝わるような。ほかアスピリンスノー、エレアシチー、オーキッドコート、サクラオリオン、ディスパーロ、パラダイスバード、プライムアクトレスなど。

モチが若駒ステークスに登録してますね。芝で通用するかどうかより、ついに全国ネットでモチのレースが実況されることのほうが重要と思います。

1/31(wed) 川崎記念

NARから川崎記念の登録馬が発表されました。今度こそ除外の心配はありません。ただ、ヤネは未定になっています(未定の馬のほうが多いけど)。出走枠の各馬は次のとおり。

JRA所属馬〔出走枠(原則):4頭〕
所属馬名予定騎手名
栗東ヴァーミリアン(未定)
栗東クーリンガー和田 竜二
栗東シーキングザダイヤ(未定)
栗東レマーズガール(未定)
他地区所属馬〔出走枠(原則):3頭〕
所属馬名予定騎手名
岩手オウシュウクラウン小林俊彦
愛知キングスゾーン(未定)
笠松ゲットゥザサミット(未定)
南関東所属馬〔出走枠(原則):7頭〕
所属馬名予定騎手名
船橋アジュディミツオー(未定)
川崎ジルハー(未定)
川崎チョウサンタイガー(未定)
船橋ナイキアディライト(未定)
大井パーソナルラッシュ(未定)
川崎ビービートルネード(未定)
大井ボンネビルレコード(未定)

ヴァーミリアンにとってG1制覇の機会はまだあると思いますが、海外遠征は恐らくラストチャンスでしょう。ダイヤとミツオーも強敵だけど、ある意味今一番怖い存在、ブルーコンコルドが不在のここは絶対勝てよ。応援行くから。

[2007-01-14] 

気を取り直して、ソングオブウインドの僚馬パッシングマークは宇治田原優駿に短期放牧、その後小倉大賞典で復帰予定です。小倉大賞典にはイースターも出走する構え。

レースのほうはバンブーワールドが復帰戦を3着とまずまずの手応え。ゼンノコーラルはまたしても2着。

日経新春杯

ハンデ戦らしい直線横一線の叩き合いの結果、内村氏所有馬のワンツー。

2着 トウカイエリート(赤木騎手)

「(略)ゆったりした広い馬場も合うし、距離は2200m以上、3000mくらいまでは大丈夫そうですよ」

・・・ひょっとしてトリックのライバルになるんじゃないの?

[2007-01-13] ソングオブウインド、引退

今日は馬券を買う気なかったのですが、仕事が急遽キャンセルになりぽーっと午前中の出走馬を見ていたら、中山3R新馬で渡邊隆氏の名前を発見。さらに5Rの未勝利に櫻井盛夫氏(Tattersalls Decenber Saleでサドラーズギャルを競り落とした、ちょっと景山民夫っぽい人)の名前も。何かのサインかな(違うと思う)。スルーすると後悔する気がしてきたので、3Rのオーチャードハウスと5Rのサラトガティプトンを買ってみることにします。どうぜなら中山まで行きたかったんですけどね。

中山最終ではマイネルエクセランが4角13番手の位置から直線大外を豪快に追い込んで一年半ぶりの勝利。イースターとは逆に時計の掛かる今の中山の馬場はこの馬には合ってそうです、吉田隼人グッジョブ。

マイネルエクセラン(3番人気1着):吉田隼人騎手

「じっくり乗るようにと指示があったので、他の馬よりワンテンポ仕掛けを遅らせた。このクラスでは能力が上だった」

ソングオブウインドの引退について

本格的な治療のため水野馬事センター(茨城)に移動し再度幹部のエコー検査を行ったところ、すでに腱の断面積の40%以上の部分に損傷が及んでいることが判明し、治療を行っても完治は期待できず、このまま引退することが決定しました。登録抹消は1/17で、引退後は社台スタリオンステーション荻伏で種牡馬入りの予定です。非常に残念ではありますが、血統構成的に今の日本では配合相手が限られてしまうため、印象が鮮烈なうちに種牡馬入りすることである程度肌馬を集めやすくなる、そう考えることにします。いつかこの血が世界に還元されることを夢見つつ。

浅見秀一調教師のコメント

「まだ早い時期での引退となってしまい大変残念ですが、3年後には先日種牡馬入りしたディープインパクトの産駒と一緒に、ソングオブウインドの産駒がレースで走りますので楽しみにしたいと思います」

JRAのリリース

[2007-01-12] 今週の出走馬

土曜はマイネルエクセランと久々・・・一年と三ヶ月ぶりのスズカパサー(ある意味、すごい名前だよね)。日曜はペガサスファイトとバンブーフィーゴ、そしてバンブーワールド、ゼンノコーラル、ビッグジェムという砂の常連さん。合わせて7頭とちょっと淋しい感じ。ちなみにペガサスファイトとマイネルエクセランってなんかイメージがダブりませんか。

追い切りではバンブーワールドが木曜栗東DWで[82.0-66.9-52.7-39.7-12.6]の14番時計。未勝利とはいえアロンダイトを寄せ付けなかったのですから、こんなところでうろうろしている馬ではないかと。また木曜栗東坂路でウイングビートが2番時計(51.4-38.5-不明-13.4)をマーク。去勢後の初戦は1回小倉を予定しているとのことです。小倉といえば、イースターが小倉大賞典に向かうとか。

地方競馬

きのうの園田5Rでウェルカムフラワーが初勝利を挙げました。

ところでハセノコンドルはどうしちゃったんでしょうね。地方移籍後無傷の8連勝となった昨夏のオーガストカップ以来音沙汰無し。菅原騎手に「いずれは重賞を獲れる」と言わしめたほどだったのですが。

海外競馬

ブリーダーズカップが今年から3レースが新設され、2日間の開催になるようです。追加になるのはダートマイル(3歳上ダ1マイル)、フィリー&メアスプリント(3歳上牝ダ7ハロン)、ジュブナイルマイル(2歳芝1マイル)。レースが増えるということはチャンピオン部門を増やすのと同義ですから、多くすればいいとは一概にはいえないのではないかと思いますが、出走馬にとっては選択肢が増えたほうがよいのでしょうね。興行面での成功は、フタを開けてみないとまだなんとも。

IFHAのワールド・サラブレッド・レースホース・ランキングで、ディープインパクトが芝部門トップ評価のようです(対象レースは有馬記念)。

その他

2ch.netドメイン差し押さえの影響で競馬板が参照できません。ブッシュが憎けりゃアメリカ人はみな悪党、ってことですかね。

全然話は変わりますが、素で「xxxfile」で検索する人がいたら、こんなものがヒットしても何が何だかさっぱりわからないだろうなあ。元ネタを見ると飛び交う言葉は「xxxfile」「モチ2個目」「Ω」「ナゾの人」「ギンギラギンの新馬」「イカガデスカ」・・・何の暗号ですか。

[2007-01-11] ドバイが呼んでいる

アロンダイトは球節のむくみにより調教ピッチが上げられないようで、川崎記念での始動は難しいかもしれません。そのかわりといってはなんですが、ヴァーミリアンは順調そのもの。川崎記念の勝利が条件ですが、ドバイの3文字が見えてきました。ちなみにドバイワールドカップの予備登録締め切りは昨日。いろいろ気になりますね。

ドバイワールドカップ(G1)
ダ2000m
  • ダイワメジャー
  • フサイチパンドラ
  • フサイチリシャール
  • ポップロック
  • アロンダイト
  • ヴァーミリアン
  • アルファフォーレス
  • フサイチギガダイヤ
  • シーキングザダイヤ
  • トーセンシャナオー
  • アドマイヤムーン
ドバイデューティーフリー(G1)
芝1777m
  • ダイワメジャー
  • ハットトリック
  • インセンディブガイ
  • ディアデラノビア
  • スズカフェニックス
  • キングストレイル
  • ジャリスコライト
  • フサイチリシャール
  • スーパーホーネット
  • スウィフトカレント
  • ステキシンスケクン
  • トーセンシャナオー
  • アドマイヤムーン
  • アドマイヤメイン
  • シャドウゲイト
ドバイシーマクラシック(G1)
芝2400m
  • デルタブルース
  • ポップロック
  • ディアデラノビア
  • アドマイヤフジ
  • フサイチパンドラ
  • ダイワメジャー
  • スウィフトカレント
  • トロフィーディール
  • トーセンシャナオー
  • アドマイヤメイン
ドバイゴールデンシャヒーン(G1)
ダ1200m
  • ステキシンスケクン
  • ガブリン
  • ボーナスフィーバー
  • オフィサー
  • シーキングザベスト
  • アグネスジェダイ
  • シュウマノチカラ
  • スリーアベニュー
ゴドルフィンマイル(G2)
ダ1600m
  • フサイチリシャール
  • インセンティブガイ
  • ライラプス
  • スーパーホーネット
  • ステキシンスケクン
  • ガブリン
  • オフィサー
  • ボーナスフィーバー
  • シーキングザベスト
  • フサイチギガダイヤ
  • シーキングザダイヤ
  • シュウマノチカラ
  • トーセンシャナオー
UAEダービー(G2)
ダ1800m
  • キンシャサノキセキ
  • サムライタイガース
  • ウオッカ
  • クルサード
  • アルヴィス
  • ピサノデイラニ
  • フライングアップル
  • フサイチホウオー
  • クロパラントゥー
  • エイシンイッキ
  • オルガス
  • ビクトリーテツニー
  • ケンメイオウ
  • シャドウストライプ

牡馬クラシックでもいい線いけそうなウォッカがUAEダービーですか。まあ去年のアレ見ちゃうとなあ・・・。

[2007-01-10] 

ダート関連の各賞
JRA賞最優秀ダートホースアロンダイト
NAR年度代表馬アジュディミツオー
ダートグレード競走最優秀馬ブルーコンコルド

これはこれで、けっこうしっくりくる。

[2007-01-09] JRA賞最優秀ダート馬にアロンダイト

脚部不安に悩まされ最後の未勝利でデビューとなったノースフライトの仔メルヴェイユーズが、今日の笠松4Rで4戦目にして初勝利を飾りました。道中は2番手につけ直線で抜け出し最後は2馬身差でした。彼女には引退後も大事な仕事が待ってますので、とにかく無事で。

ところで産駒スレでエルっ仔という呼び方を否定する書き込みがときどきあります。俺はけっこう好きだけど、そういう人もいるんだなあと思って、再開後はなるべく使う頻度を減らすようにしてます。まあ、意地の張りどころがそんなのでいいのか?という気はしますが。

JRA賞

さて2006年のJRA賞受賞馬が決まりました。年度代表馬はディープインパクトで仕方の無いところですが、なんと最優秀ダート馬にアロンダイトが輝きました。1999年の年度代表馬もビックリでしたが、カネヒキリやアジュディミツオーかと思ってましたので、嬉しさ以上に驚いてます。以下、内訳です。

年度代表馬
1ディープインパクト287
2ダイワメジャー1
-該当馬なし1
最優秀2歳牡馬
1ドリームジャーニー211
2フサイチホウオー76
-該当馬なし2
最優秀2歳牝馬
1ウオッカ271
2アストンマーチャン16
3ダイワスカーレット1
-該当馬なし1
最優秀3歳牡馬
1メイショウサムソン284
2ドリームパスポート3
3アンバージャック1
3ソングオブウインド1
最優秀3歳牝馬
1カワカミプリンセス287
2フサイチパンドラ2
最優秀4歳以上牡馬
1ディープインパクト288
2ダイワメジャー1
最優秀4歳以上牝馬
1ダンスインザムード257
2スイープトウショウ15
3シーイズトウショウ2
4メイショウバトラー1
-該当馬なし14
最優秀父内国産馬
1カワカミプリンセス177
2デルタブルース55
3ドリームパスポート40
4カネヒキリ5
4ブルーコンコルド5
6シーイズトウショウ1
6バランスオブゲーム1
6フサイチホウオー1
6ロジック1
-該当馬なし3
最優秀短距離馬
1ダイワメジャー200
2オレハマッテルゼ37
3シーイズトウショウ10
4ブルーコンコルド2
5ダンスインザムード1
-該当馬なし39
最優秀ダートホース
1アロンダイト143
2ブルーコンコルド94
3カネヒキリ37
4アジュディミツオー1
4シーキングザダイヤ1
4タイムパラドックス1
4フィフティーワナー1
4ユートピア1
-該当馬なし10
最優秀障害馬
1マルカラスカル206
2スプリングゲント-60
3コウエイトライ5
4テイエムドラゴン3
5テレジェニック1
-該当馬なし14
年度大放馬
1トリリオンカット287
2サイレントウィットネス1
-該当馬なし1

とりあえずJRAとしてはフェブラリーステークスよりもJCダートが上、ということなんでしょうか。そうだとしてもカネヒキリと100票以上、交流G1を3勝したブルーコンコルドに約50票の差と、総投票数のほぼ半数の支持を得られるとは、ずいぶん高く評価してもらえたんですね。何気に最優秀3歳でソングオブウインドに投じられた1票がけっこう嬉しい。

最優秀短距離馬は、テイクオーバーターゲットじゃないかな。

最優秀3歳でアンバージャックに投票した奴とかさ、個人的に印象に残った馬を投票するのがJRA賞なんですか?言いたいことあるなら勝手に別の賞立ち上げればいいじゃないの、カーオブザイヤーみたいにさ。年度代表馬該当無しとかもそうだけど、その理由を明記してほしいものです。あなたがたのやってることは、JRA賞という場を借りてのタダの自己主張です。

[2007-01-15] 追記

ちゃんと理由が晒してありましたYO

私がディープを年度代表馬に選ばなかった訳

(略)ディープを推さなかった理由。それは、スポーツの大原則である「フェアプレー」を守ることができなかったことに尽きる。禁止薬物の使用によって失格となった凱旋門賞。競走能力を高めるために常用していたものではないにしろ「薬物違反」という事実は重い。私は、初めからディープインパクトを候補として頭に置いてはいなかった。(略)

スポーツ報知 浜木俊介氏

え、ちょっと待ってくださいよ?コトの顛末をちゃんと辿れば、薬物混入って意識的なものじゃないのは自明ですよね?それにもしフェアプレー云々言ったらG1でのカワカミプリンセスの斜行のほうがよっぽど引っ掛かると思いますが、なんで一票投じてるの?むしろ、「すべての責任は管理者である私にある」と一切の釈明をせず、思いのすべてをジャパンカップと有馬記念圧勝という結果で証明してみせた池江師こそフェアプレー精神を見せたのではないでしょうか(だからこそ沸き起こった、イケエコールも耳に届かなかったのでしょうね)。

分類するなら恐らくアンチの側であるオレ様ですら「2007年はディープの年」と認めているんですよ。欠けているのはこの記者の大局観ではないでしょうか。

[2007-01-08] 

初富士ステークスのアイルラヴァゲイン、久々もあってか道中は少し掛かり気味に先団に取り付いたものの直線踏ん張りきれず5着。半マイル通過46秒のペースは特別速いとは思いませんでしたが、結果的に先行馬が総崩れで5番手以内に付けていた馬で掲示板に残ったのはアイルだけ。良馬場発表でしたが今の中山はけっこう時計が掛かる状態のようです。勝ったナスノストロークはエアジハード産駒。

馬体が+10kgとこの歳で成長分というよりはもうひと絞りできそうですが、それでも1500万条件ですからちょっと不甲斐ない。この先もマイル前後の距離で戦うなら、よい意味でもう少しズブさが出てきてほしいところ。追い切りで美浦坂路で一番時計(49.2-36.5-24.5-12.5)を出してるように、能力の衰えはまだないと思いますし。

今週の特別登録はちょいと淋しくて延べ3頭。バンブーフィーゴ、ワキノエクセル、そして連勝を狙うビッグジェム。産駒以外では京成杯のアロマンシェス。賞金加算してなんとかクラシックに乗って欲しいところ。

[2007-01-07] 

きのうは未勝利と思ったら、水沢でエラティオールが勝ってました。今年こそNARの成績のまとめをしないと。

トウカイトリックのスタミナ"だけ"は無尽蔵

しかしジリ脚という。トリックの単勝に1.8倍ってお前ら正気か?

叩き合いになった時点で終わったと思いました。しかしトリック自身は一旦前に出られたのを差し返そうとしてるんですよね。最後まで脚色が鈍ってはおらず、もう少し速めにスパートかけてれば粘りきったと思うだけに・・・幸はデビュー戦でトリックの手綱を握ってるわけですが、その後のトリックのレースを見てないのかな。

【万葉S】(京都)~レース後のコメント
1着 バイロイト(四位洋文騎手)
「前に乗せてもらったときより馬に幅があったし、だいぶ大きくなっていた印象。もともと手応えはいつもよくない馬だし、下が荒れていたのもよかった。最後はトウカイトリックも自分の馬もフラフラだったけど、しぶとく頑張ってくれた」
2着 トウカイトリック(幸英明騎手)
「荒れた馬場も苦にしなかったし、手応えも良かった。ただ勝ち馬にきっちりマークされていたからね。最後差し返しているし、内容は悪くなかった」

それでも3着とは6馬身差。ジリ脚と言いつつ、ほとんどのレースでラスト3ハロンのタイムは上位5頭に入ってるんですよ。この馬もまた父のよいところ・・・最後までペースが乱れない・・・を受け継いでいるのは間違いないと思います。ソング不在でもこの距離にはトリックがいる。ダイヤモンドステークス→阪神大賞典→天皇賞→アスコットゴールドカップ→カドラン賞→メルボルンカップ→ステイヤーズステークス、と歩んでいけばどこかで重賞を獲れるんじゃないでしょうか。

参考:世界の長距離古馬重賞
(3000m級)
レース名開催距離
ダイヤモンドステークス東京3400mG3
阪神大賞典阪神3000mG2
シドニーカップランドウィック3200mG1
サガロステークスリングフィールド3218mG3
バルブヴィル賞ロンシャン3100mG3
天皇賞・春京都3200mG1
ヨークシャーカップヨーク2795mG2
ヴィジル賞ロンシャン3100mG2
アデレードカップモーフィットビル3200mG1
アスコットゴールドカップアスコット4023mG1
モーリスドニュイユ賞メゾンラフィット2800mG2
ドンカスターカップドンカスター3620mG2
グッドウッドカップグッドウッド3620mG2
ケルゴーレイ賞ドーヴィル3296mG2
グラディアトゥール賞ロンシャン3100mG3
セントレジャーヨーク2816mG1
愛セントレジャーカラ2816mG1
カドラン賞ロンシャン4000mG1
ロワイヤルオーク賞ロンシャン3100mG1
メルボルンカップフレミントン3200mG1
ステイヤーズステークス中山3600mG3

G3まで含めると思ったよりいっぱいある。あとでもう一度調べなおそう。個人的にはカドラン賞やアスコット金杯よりも阪神大賞典のほうがレベルが上と思います。

[2007-01-06] 

イースターの敗因は馬場以外考えられないのですが、パッシングマークのほうはむしろ向いてる条件だったと思うので、純粋にオープンでの力の差、でしょうか。アサカディフィートは偉いなあ。

パッシングマーク:勝浦騎手(9着)

「すいませんでした。スタートが良かったので結果的にはもっと前に行った方が良かったのかもしれません。下手に乗ってしまいました。」

イースター:長谷川騎手(14着)

「道中は馬場が悪かったので、ノメッていた感じでした。こういう馬場で気分が乗らなかったようです。」

今回の着順はともかく、長谷川にとってイースターに乗り続けられるのはある意味チャンスと思いますので、それを活かしてほしいです。西のほうはビッググラスは12着。大差のドン尻ではなくてひと安心です。まあ、最後方からバテた馬を交わしただけですけど、いちおうG1馬に先着しましたよ。ちなみに勝ったグラっ仔マイネルスケルツィですが関東馬が京都金杯を制するのはこれが初めてらしいです。ちょっと意外(*)。

さて今度は02世代の出番です。明日のトウカイトリック、そして明後日のアイルラヴァゲイン。

アイルラヴァゲインについて手塚貴久調教師

秋に一度入厩しましたが中間に軽い骨折があり、再休養となりました。牧場でも乗り込んでいたし、厩舎でも予定通り調教をこなしているので、いい感じに仕上がっていますよ。

休養前は、この馬の持っている能力から考えると納得いかないですね。それでも着順は悪くありませんから、レースの距離や展開が向けばオープンでやれることはわかっていますし、運が無かったのかなと考えています。今回1600mを使うのも、若干ズブくなっていることもあり、これからはこのぐらいの距離がいいかという判断ですね。

回りはあまり関係ないと思うのですが、中山の1600mで結果が出ていないので苦手と思われるかもしれません。でも以前使っていた時よりも体調自体が違いますし、まして今回は準オープンですから、力でカバーできると思います。持っているものを考えたら、準オープンで足踏みされても困りますからね(笑)。

春は大きいところを狙いたい馬なので、一歩ずつステップアップしていきたいですね。(取材:小塚歩)

確かに着順は悪くないんですよね。マーガレットステークス以降勝利から遠ざかってますが、一昨年の京王杯6着が最低着順であとは掲示板は外しませんし、コンマ3秒くらいしか負けてませんし(短距離のコンマ3秒は意外と大きな差ではありますが)。

1回京都1日目2R:モチ粘りきる

正月らしいです。

[2007-01-05] 新春エルっ仔祭り~東のイースター&西のビッググラス~

例年は5日が中央競馬の開幕ですが、今年はカレンダーどおり6日土曜が金杯デーとなりました。中山金杯にはディセンバーステークスを勝って勢いづくイースターと中山巧者パッシングマークがスタンバイ。まあ、イースターというからには東の金杯でいいんでしょう。そういえばアズマイーストっていたなあ。以下、JRAオフィシャルの出走馬情報より。

Easterイースターは、中山金杯のステップレースといえるディセンバーSで、後続を完封。2歳時は京王杯2歳Sで2着するなど実績十分のマイラーだが、昨年秋に3戦した1800m戦で〔1・1・1・0〕と、距離にも幅が出てきた。

3歳春はマイル路線を歩んだが、昨秋より中距離路線へとシフトチェンジ。前走のディセンバーSでは、初となった中山への輸送もクリア。好位でソツなく折り合い、上がり3ハロン34秒1(推定)という切れ味で、あっさりと抜け出した。勢いに乗って初の重賞制覇を目指す。

金杯の冠スポンサードは日刊スポーツ、そこでの扱いはこんな感じ。

イースター気合注入51秒5/中山金杯

長谷川騎手を背にCウッドコースで追い切られたイースター(撮影・蟹江晶子) ディセンバーSを快勝したイースターがCウッドで力強い脚取りを見せた。長谷川騎手を背に直線に入ると、ビシッと気合を注入されてラスト12秒2でフィニッシュ。6ハロン82秒7。4ハロン51秒5、3ハロン37秒8は出色の時計だ。長谷川は「折り合いがつくようになっている。最後まで動きは良かったし、ちょっと自信がつきました」と笑顔を見せた。

長谷川は03年度に関西新人賞(28勝)、ここ2年連続でフェアプレー賞を受賞したデビュー4年目の気鋭だ。3戦目のコンビとなるイースターも波に乗ってきた。キャリア1戦で京王杯2歳Sに挑戦して2着。骨折で出世が遅れていたが、前走で1年ぶりの復活Vを飾った。「今日の雰囲気なら2000メートルでも不安はない。前走は典さん(横山典騎手)の乗り方がすごかった。あとは僕次第ですかね(笑い)」。トップハンデ馬と3・5キロの重量差があるだけに、チャンスは十分あるだろう。【中西典章】

イースターとパッシングマークは仲良く2枠となりました。サンスポでパッシングマークを持ち上げてると思ったらパカランさんの記事で納得。

好調の勝浦騎手とコンビを組むパッシングマーク。大駆けムードが漂うマークせよ!穴男勝浦&中山得意のパッシング

06年に挙げた重賞3勝のうち2勝が2ケタ人気というのが、美浦の勝浦正樹騎手(28)=写真=だ。中山金杯では、関西馬パッシングマークと初コンビ。昨年はテン乗りでも重賞2勝と頼りになる。パッシングは中山の芝は3戦2勝。休み明けの近3走で掲示板を外していて人気が低そうなのも穴党には歓迎だ。

人気薄でも、レースを捨てない。その姿勢が人気以上の好走を引き出す要因だろう。今週も中山金杯のパッシングマークと、ガーネットSのニホンピロサートの騎乗依頼が舞い込んだ。ともに初騎乗だが、昨年も武蔵野SのシーキングザベストとフェアリーSのアポロティアラは初騎乗のVだった。

「今週の2頭も乗ったことがないので何とも言えないけれど、自分なりに考えて乗ります」と力を引き出すために研究する。パッシングは3勝中2勝を中山でマーク。ニホンピロも4年前のガーネットSを勝っているように、適性のある舞台でチャンスをうかがう。(黒田栄一郎)

ほか準オープンのアレキサンドライトステークスにワキノエクセル、最終にエレアシチーなどですが、よくわからないのが京都金杯のビッググラスです。まあファンとしては東西金杯に産駒が出走するなんてたいへんおめでたいことではありますが、3歳のアーリントンカップ以来の重賞出走が芝というのはどうなんでしょうか。メンバーも強力ですよ。芝のレースは去年の夏にHTB賞に出走していますが、追走も苦しく勝ち馬から4秒以上ちぎられたシンガリ負け。普通に考えたら平安ステークスを目指すべし、では。

明日以降の主なところは万葉ステークスのトウカイトリック。ステイヤーズステークスの力関係で考えたら本命ですが、どうも勝つシーンが浮かびません。もっとも3着以下も考えられませんが。そして月曜の初富士ステークスに谷川岳ステークス以来のアイルラヴァゲイン。とうとう準オープンになってしまいましたが、スッキリ勝って高松宮記念に向け好スタートを切ってほしいですね。

NARのエルっ仔

今年の産駒初勝利は3日川崎8Rのフジキドリームでした。同日の園田10R、バンブージーコが第49回新春賞で2着。中央の頃からタフな馬としてがんばっていましたが、地方とはいえついに重賞で連絡みするまでになりました。馬にもスタッフにも馬主さんにも頭が下がります。

正月競馬のハンデ戦重賞「新春賞」はアラブから通算49回目。3日、オープン12頭が1,870メートルに激突した。57キロのハンデ頭タガノインディー(牡8、園田・松尾厩舎)が好ワクを生かし主導権、バンブージーコの直線猛襲を1/2馬身退けた。11月に転じ3連勝、「園田金盃」に続いて重賞を連覇した。逃げ宣言ホクセツガーデンを抑えハナを奪ったタガノインディーは向正面からペースを上げて上がり38秒4、まんまと逃げ切った。JRA時から、これでハナ切ったレースは3連勝だ。余勢を駆って次走は2月12日「佐賀記念」(GⅢ、距離2,000メートル)に初ダートグレード挑戦の予定している。好位を進んだ実績馬レッドペガサスが直線まで辛抱して3着は復活の兆し。じっくり乗るレースが板に付けば重賞戦線で主役の座の近い。

3連勝バンブージーコが向正面から仕掛け、53キロの軽量を生かし直線鋭くタガノインディーに1/2馬身まで迫った脚は、今後に期待が持たれる。2,400メートルになった5月「兵庫大賞典」が楽しみになった。引退か決まったロードバクシンが最後の重賞で昨年に続く連覇を狙ったが、直線を向くまで動かず4着が精一杯。重賞の最多(13勝)更新はならなかった。

レース映像

[2007-01-03]  ルースリンド出走取り消し

ルースリンド出走取消のお知らせ

1月3日の報知オールスターカップに出走を予定していたルースリンドですが蹄の状態を考慮して、残念ながら出走を取り消しました。

・・・だそうです。

[2007-01-01] あけましておめでとうございます

今年もエルコンドルパサー産駒が活躍しますように。

ソングオブウインドが早く帰ってきますように。

お正月の出走状況

2007年の産駒初出走は名古屋8Rのバトルエアーカット。シンガリ人気ながら6着とがんばりました。

3日の水曜は川崎で3頭が出走しますが、中でも注目は3月のダイオライト記念5着以来となる、報知オールスターカップルースリンドです。メンバーを見るとキングスゾーンやクインオブクイン、ベルモントストーム、タカラアジュディ、ビービートルネードと交流重賞の常連が顔を揃えており一筋縄では行きそうにありませんが、鞍上の内田博幸の手綱捌きに期待しようと思います。

脚注

東京新聞杯
マイル戦となった1984年以降、レースレコードは2003年ボールドブライアンの1分32秒3だが、この年は府中改装工事のため中山で開催された。
エモシオン
1999年の京都記念をスタートからゴールまで引っ掛かったまま勝ってしまった。この後屈腱炎を煩ってしまったが無事だったら春天・・・いや2200mで引っ掛かる馬が3200mで折り合うわけがないか。
クリスマスローズステークス
2004年のクリスマスローズステークス。最初から最後まで引っ掛かりっぱなしの荒っぽい競馬にも関わらず、1200mの2歳タイレコードとなる1分7秒8で圧勝、2着オーヴェールとの着差は奇しくも今回と同じ2馬身半。重賞制覇は時間の問題と思ったのだが・・・。翌年3月、悪夢のクリスタルカップから始まる泥沼に突入。ちなみにこの馬が重賞を勝てば、2004年の新潟2歳ステークス1着から6着までが重賞ウィナーとなるのだが。
リキッドノーツ
休養前の1年間の間に接戦を演じた相手には、先の中山金杯を勝ったシャドウゲイト、鳴尾記念3着のホッコーソレソレー、プリンシパルステークス2着のヴンダーなどオープン級のメンバーが。当初先行する競馬が主体だったが、脚質転換後成績が安定、堅実な末脚が光る。また初年度産駒で唯一芝2000mの新馬勝ちを収めている。
+1頭
エイシンラージヒルが持ち込み扱いのため。
京都金杯
このレースを関東馬が勝つのも初めてなら、鞍上の柴田善臣騎手が京都の重賞を勝ったのも初。しかし後者に触れるマスメディアは皆無という。

>> 矢野厩舎ホームページ「Be The Best」